長野県松本市で「家族信託」や「遺言書」、「任意後見」など生前の相続対策に特化した取組を行うディアパートナー行政書士事務所です。
当事務所が業務提携しているトリニティ・テクノロジー株式会社の運営する「Weeklyメルマガ」コラムを参考に相続対策について考えていきます。
このところ、「お一人様向け」に関していろいろとブログ投稿していますが、お一人様にも生前整理は欠かせません。
生前整理って具体的には何をする?
生前整理においては、家財道具や財産の整理だけではなく、今後アナタご本人がどう暮らしていきたいのかをイメージしていただくことが大切です。
◎介護
介護といっても種類は様々です。
ご本人に介護が必要になった時に、誰に・どこで・どういう風に介護してほしいのか、入りたい施設はあるか、できる限り在宅介護を希望するか。
将来の介護のイメージを持っていただくと、それに合わせた生前整理が可能となり、整理の後に「こんなはずじゃなかった」という状況に陥ってしまうことを防ぐことができます。
◎住み替え
もしアナタが住み替えをする予定であれば、家財道具の整理をする前に住み替えする場所を決めておくことがポイントです。
生前整理をした後に場所を探して住み替えを行った場合、整理したはずなのに物が部屋に入りきらない、もしくは片付けをしすぎてスペースが余ってしまうなんてことがあります。
住み替えを検討している場合には、先に住み替え先を選定し、内覧なども行っておくことで、住み替え先のスペースが把握でき、何を持っていけるのか、どれを手放せば良いのかが分かります。
このように、生前整理を始めるタイミングも、生前整理を満足いく形で進めるうえでは重要になります。
◎お墓
自宅の整理ではありませんが、将来のお墓について情報の整理をしておくことも重要です。
ご本人がお亡くなりになった時、入るお墓は決まっているのか、あらたにお墓を建てるか、
もしくは、すでにあるお墓を閉じて改葬したいのか?
これを決めておかないと、ご本人の意図しない形で埋葬されてしまう可能性がありますし、ご親族も対応に困ってしまいます。
お墓について何も決まっていない場合には、家族間でお話してもらうことをおススメします。お一人様の場合には、埋葬先についての希望を生前お元気なうちに誰かにお願いしておくことが必要です。
これ以外にも、葬儀や供養のスタイルなど、アナタが元気なうちにイメージしてもらい、準備を進めていくことがポイントになります。
財産目録を作りましょう!
アナタの財産をどう処分するのか、どう引き継ぐのか、これを決めておかないと相続人が困ってしまう場合があります。
お一人様で相続人が全くいないという方は「遺贈寄付」を検討することをオススメします。
相続人がいないと最終的には国庫に帰属してしまいますので、ご自分の遺志を実現するためにも「遺贈寄付」の手続きが必要です。
財産の承継について、ご本人が検討する際やご家族が把握する際に有効なのが、財産目録を作ることです。
財産目録を作ることで、ご本人が所有している財産を可視化できるため、残されたご家族もスムーズに手続きを行うことができます。
以下、財産目録を作成するポイントについてお伝えします。
◎不動産
ご本人のご自宅の相続税評価額と売却価格を把握しておくことが大切です。
お持ちの不動産が売れるかどうか、売れるとしたらいくらになるのかを知っていただくことで、残されたご家族が家を手放す際のハードルを下げることができます。
◎預貯金
預貯金と聞くと、金額が気にあるところですが、どの金融機関・支店にお金を預けているのかについて、いつでも共有できるようにしておくことが大切です。
また、口座の解約は相続人から行う場合、大変手間のかかる手続きが必要になりますので、もし、使っていない口座や整理できる口座がある場合には、あらかじめご本人が解約、整理を進めておくと、後で発生するご家族の負担が大幅に軽減することにつながります。
◎有価証券
株や投資信託を保有していることをアナタのご家族はしっていますか?
遺品整理をしていく中で、ご本人が亡くなったあとに「株をやっていたのか…!」と判明することがあります。
株などを保有している場合は、口座のある証券会社はどこか、あらかじめご家族と共有しておくとよいでしょう。
◎生命保険
保険には入っているが、ご家族は内容までは知らない…というケースも非常に多いです。
どこの保険会社の保険に加入しているのか、保険証券はどこにあるのかをご家族がすぐ把握できるような形で目録を残しておくようにしましょう。
◎絵画・骨董品
趣味で購入した貴金属や骨董品など、ご本人が価値があると思っていても、実は価値が落ちていたり、その逆で価値がないと思っていたものが、数百万円になることもあります。
ご本人だけでなく、ご家族も価値を見極めるのが難しいため、可能性が少しでもある場合は鑑定に出すことを検討しましょう。
以上述べてきたように、生前整理においては、単なる家の中の片付けだけでなく、ご本人が別途準備すべきものがたくさんあります。
ご相談は「ディアパートナー行政書士事務所」へ
当職は、成年後見制度の成年後見人として「財産管理」や「死後事務委任」などを行っている実績もあります。そうした経験から生前整理やお一人様の相談に真摯に対応させていただいております。
生前整理については、お元気なうちに何らかの対応を検討し、あらかじめ準備しておく必要があります。
ディアパートナー行政書士事務所では、一般社団法人日本リレーションサポート協会と連携し、「みらいリレーション長野松本」「リレーションサロン長野松本」としても相続関連各種のご相談に対応しております。相続対策全般についてもお気軽にご相談ください。
ご自宅への訪問やサザンガク(下のチラシを参照)でも面談に対応しています。また、土曜日・日曜日、時間外の対応も行いますのでお気軽にお問い合わせ下さい。
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